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Project 42 - Blog
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テストフェーズ：Gentx（Genesisトランザクション）の作成方法

読むのに要する時間 3 (分) genesis gentx guide project-42 testing

STEP 0. 前提条件

0-1. goとjqのインストール確認

# Verify Go (required: 1.21+)

go version

# Verify jq (required for scripts)
jq --version

上記がインストールされていない場合は、インストールして下さい

  • Go : Go インストール

  • jq :

    • macOS:brew install jq
    • Linux:sudo apt-get install jqまたはsudo yum install jq

0-2. Infiniteリポジトリをクローンする

git clone https://github.com/deep-thought-labs/infinite.git

cd infinite

git switch migration

STEP 1. バイナリのコンパイル

1-1. バイナリをコンパイルする

make install

機能：infinitedバイナリをコンパイルしてインストールする 推定所要時間: 2～5 分 (初回、依存関係のダウンロード)

コンパイル中にエラーが出た場合は、必要パッケージを導入して再ビルドして下さい

# 必要パッケージを導入
sudo apt update

sudo apt install -y build-essential pkg-config libssl-dev

# 再ビルド
cd ~/infinite
make clean
make install

バイナリロケーション

バイナリは次の場所にインストールされます:$HOME/go/bin/infinited

直接コマンドを使用するには、$HOME/go/binPATH に含まれていることを確認してください。

# Add to PATH (add to ~/.bashrc or ~/.zshrc)
export PATH=$PATH:$HOME/go/bin

# Verify
which infinited
infinited version
# You should see something like:
# infinite
# infinited version 0.1.10

STEP 2. Genesis ファイルの作成

2-1: アカウントを復元してGenesisを初期化する

メインネット

# Initialize the chain with a moniker and chain ID (mainnet)

infinited init Xenia --recover --chain-id infinite_421018-1 --home ~/.infinited

注: チェーン ID はcustomize_genesis.shで自動的に更新されますが、一貫性を保つために正しい初期チェーン ID を使用する必要があります。

テストネットとクリエイティブは、以下の--chain-idに置き換えて下さい。

# テストネット
--chain-id infinite_421018001-1

# クリエイティブ
--chain-id infinite_421018002-1

これが行うこと: デフォルトの Cosmos SDK 値を使用して基本的なジェネシス ファイルを作成します (「ステーク」額面を使用 - 次の手順でカスタマイズされます)。

2-2: Infinite Driveのカスタマイズを適用する

⚠️必須：生成されたジェネシスはinfinited initCosmos SDKのデフォルト値を使用します。Infinite Driveのカスタマイズを適用する必要があります。

メインネット

# infiniteのルートディレクトリから実行

./scripts/customize_genesis.sh ~/.infinited/config/genesis.json --network mainnet

テストネットとクリエイティブは、以下の--networkに置き換えて下さい。

# テストネット
--network testnet

# クリエイティブ
--network creative

このスクリプトの機能:

  • ✅ すべてのモジュールの額面をネットワーク固有の額面に設定します
  • ✅ 完全なトークンメタデータを追加します
  • ✅ EVMプリコンパイルとERC20ペアを構成する
  • ✅ コンセンサス、ステーキング、ミント、ガバナンス、スラッシュ、手数料市場、分配パラメータを設定します
  • ✅ 自動バックアップを作成

構成ファイルの場所: スクリプトは、次の場所にある JSON 構成ファイルからすべてのネットワーク固有のパラメータを読み取ります。

  • メインネット:scripts/genesis-configs/mainnet.json

  • テストネット:scripts/genesis-configs/testnet.json

  • クリエイティブ：scripts/genesis-configs/creative.json

これらのファイルには、ネットワーク固有のパラメータ（額面、トークンメタデータ、ステーキング、ミント、ガバナンス、スラッシング、手数料市場、分配、コンセンサスパラメータ）がすべて含まれています。

2-3：アカウントを作成して資金を入金する

⚠️すでに作成済みのアカウントがあり、ニーモニックを安全に保管している前提で進めます。

2-3-1 : ニーモニックからアカウントを回復:

infinited keys add validator --recover --keyring-backend file --home ~/.infinited

validatorの部分は自分で管理しやすいアカウント名に変更して下さい

2-3-2 : アカウントに資金を追加する

# Add the account to genesis with initial balance (example: 100 tokens)

infinited genesis add-genesis-account validator 100000000000000000000drop \ --keyring-backend file \ --home ~/.infinited

量: 100000000000000000000drop= 100 Improbability (100 × 10^18)

金額の形式：アトミック単位（10の18乗）を使用してください。必ずデノムサフィックス（drop, tdrop, cdrop）を含めてください。

# テストネット
tdrop

# クリエイティブ
cdrop

2-4: バリデータを作成する

2-4-1 : バリデータジェネシストランザクション（gentx）の作成

メインネット

# Create a gentx for the validator (example: self-delegate 1 token)
infinited genesis gentx validator 1000000000000000000drop \
  --chain-id infinite_421018-1 \
  --commission-rate "0.10" \
  --commission-max-rate "0.20" \
  --commission-max-change-rate "0.01" \
  --min-self-delegation "1000000000000000000" \
  --keyring-backend file \
  --home ~/.infinited

テストネットとクリエイティブは以下の単位と--chain-idに置き換えて下さい

# テストネット

1000000000000000000tdrop
--chain-id infinite_421018001-1


# クリエイティブ
1000000000000000000cdrop
--chain-id infinite_421018002-1
--commission-rate "0.01" \
--commission-max-rate "0.05" \

パラメータ:

  • validator: アカウント名（キーリングに存在し、Genesisに資金がある必要があります）

  • 金額: 自己委任する金額（1トークン = 1 × 10^18、アカウント残高以下である必要があります）

    • メインネット:1000000000000000000drop
    • テストネット:1000000000000000000tdrop
    • クリエイティブ：1000000000000000000cdrop

  • --chain-id: infinited initで使用されているチェーンIDと一致する必要があります

    • メインネット:infinite_421018-1
    • テストネット:infinite_421018001-1
    • クリエイティブ：infinite_421018002-1

  • --commission-rate: 初期手数料（例：10% = “0.10”、クリエイティブ使用1% = “0.01”）

  • --commission-max-rate: 最大手数料（例：20% = “0.20”、クリエイティブ使用5% = “0.05”）

  • --commission-max-change-rate: 更新ごとの最大変更 (例: 1% = “0.01”)

  • --min-self-delegation: 自己委任する最小トークン数（アトミック単位、例：1トークン = “10000000000000000000”）

2-4-2 : Genesisトランザクションの収集

# Collect all gentx files into genesis

infinited genesis collect-gentxs --home ~/.infinited

⚠️重要：

  • チェーンはブロックを生成するためにジェネシスに少なくとも1つのバリデータを必要とする
  • collect-gentxsを実行しない場合、チェーンは開始されますが、ブロックは生成されません。
  • すべてのバリデータは同じ--chain-idを使用する必要があります

2-5 : Genesisを検証する

# Validate the genesis file
infinited genesis validate-genesis --home ~/.infinited

これは以下をチェックします:

  • ✅ すべてのデノミネーションの一貫性
  • ✅ 総供給量は残高の合計に等しい
  • ✅ バリデーターの設定が正しい
  • ✅ JSON構造は有効であること

2-6 : Genesisファイルを配布する

ファイナライズされたgenesis.jsonは、起動前にネットワーク内のすべてのノードに配布される必要があります。

# Copy genesis to all validator nodes
scp ~/.infinited/config/genesis.json user@validator1:/path/to/.infinited/config/

scp ~/.infinited/config/genesis.json user@validator2:/path/to/.infinited/config/

⚠️重要：すべてのノードは完全に同じ genesis.jsonファイルを使用する必要があります。少しでも相違があると、ネットワークがフォークします。

STEP 3. ネットワークを開始する

メインネット

infinited start \
  --chain-id infinite_421018-1 \
  --evm.evm-chain-id 421018 \
  --home ~/.infinited

テストネット：

infinited start \
  --chain-id infinite_421018001-1 \
  --evm.evm-chain-id 421018001 \
  --home ~/.infinited

クリエイティブ：

infinited start \
  --chain-id infinite_421018002-1 \
  --evm.evm-chain-id 421018002 \
  --home ~/.infinited

常に二つのチェーンIDを指定して下さい:

  • --chain-id: コスモスチェーンID (形式: {name}_{number}-{version})
  • --evm.evm-chain-id: EVMチェーンID（整数、EIP-155）